こんにちは!
家族のリスクマネジメント勉強会のタチバナです。

一昨日は京都の勉強会にお手伝いに行って参りました。
被災地から関西に避難していらっしゃる方も参加してくださってたり、
学者の方も複数参加してくださってたり、
なかなか濃い中身の勉強会となりました。

毎回、水産物についてのご質問もいただくのですが、
新鮮さが命のお魚を検査して、その間、出荷を待っとくなんて、
現実的にどうしてんのかな?出来るんかなってずっと疑問でした。

そしたら昨日の「あさイチ」でもやってましたね。
検査体制が充実してない所では、
残念ながら、見切りで出荷ルートに乗せてしまう
ところもあるようでした。
もちろん検査結果がOUTなら、即止められるわけですが。 
3~4日、結果が出るのを待っていては、
お魚がいたんじゃいますものね…。
これはどうしたらいいんだろうと真剣に悩みます。

それに比べて、石巻魚市場の取り組みは
ずいぶん進んでいるように感じました。

検査結果のスペクトルは、ぜひリンク先でご覧になってください!

本日、石巻水揚げのヒラメ、ミズダコからは放射性物質は未検出です。
宮城県内では出荷規制になっている魚もありますが、
魚種、海域、深さによってで出る出ないの違いがあります。

石巻魚市場では毎朝セリにかける前に10~15種の魚介類を放射能測定器に
かけていて安全が確認されたものだけをセリにかけています。

国の規制値は100ベクレル/kgですが、石巻魚市場ではその半分の
50ベクレル/kgを検出されたものは再度精密検査に回すことになっています。

ネット上では『実は隠している』といったような憶測が飛んでいますが
石巻魚市場に限ってはこのように対応しています。
他の市場のことは分かりませんが。

信用が出来ないという方はご連絡下さい。いつでも市場をご案内します。
是非ご自分の目で確かめて下さい。
毎日早朝から石巻市の職員と魚市場の職員が必死になって測定をしていますから。


この体制づくりだけでも、相当なコストアップです。
でも「安心」を売るための涙ぐましいご努力だと感じました。

さて、皆さんは、どうお感じになられますか?
消費者のリスクマネジメント次第では、
もう少し楽にしてあげられるような気もします。
一方では、消費者として、より確実な安心を得たい、
という気持ちも解ります。 

さあご一緒に考えましょう。

家族のリスクマネジメント勉強会

5/27 福島県郡山市
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6/17 埼玉県三郷市